30年後の世界の在り様は?農業は?気候はどのような変化をしていくの?
そんな事を真剣に考えはじめた2015年初秋…。
持続可能は農業経営とはどのような形?
未来を見据えて取組む農業ってどんな形?
日々思いを募らせながら農作業をしていました。
とりあえず行動しない事には私達には時間が足りない…。
そのような考えから、人・農地プランへの取組が始まりました。
まず、市三條集落において私が尊敬する方に相談。
次に、集落の若手農業経営者数名に相談。
そして、南あわじ市役所農林振興課へ相談に行き、どのように人・農地プランについて取り組みを開始すれば良いのか等々確認。
そして、2015年12月に市三條集落において農業に関係する各種団体(自治会、土地改良区、農会、水利委員会)の責任者に集まって頂き、市三條地区人・農地プラン検討委員会の発足について審議、そして活動等への承認を得て、活動を開始。
活動開始数日後に、人・農地プラン実行委員発足し、多面的機能交付金事業の農地保全活動も兼務し、市三條集落のあらゆる農業分野の実働部隊として、「三條環境整備隊」原型が生まれました。
2016年には市三條地区人・農地プランの策定をし、数度に渡り、プランの更新。
今現在においても、委員会活動を南あわじ市の未来策定支援事業の補助を受けながら幾度となく活動しています。
こういった一連の実行委員会活動の流れから、次世代農業への取組として市三條地区独自の『就農・定着応援プラン』が2018年10月に策定。
2020年1月から南淡路農業改良普及センターより、就農希望者依頼の紹介が舞い込むようになり、ひょうごの農トライアル事業(農業インターンシップ研修)を開始。
それと同時に、三條環境整備隊の農業経営者が地域の担い手定着応援事業親方農家の認定を受ける。
2020年7月には『就農・定着応援プラン』の申込者として1名正式に雇用契約を結び、独立就農を目指し、従事中であり、その彼に続く新規就農希望者も増加し、新たに3名農業インターンシップ研修を継続して行っています。
2021年4月にも新たな独立就農希望者が予定されています。
このような次世代農業への取組を重ねながら継続していく事で新たな農業のステージが大輪の花を咲かせる事になればと考えています。